「回診」の意味って?

大病院になるほど多く見られるイベントの一つに、

「回診」「総回診」があります。

いわゆる「大名行列」

つまり・・・教授部長看護師長などのおエライ方と
病棟患者さんを見回る行事です。

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回診の意味とは

わたしは、いくつかの病院を渡り歩いてきたため、

それぞれで特徴のある「回診」に巡り合ってきました。

とある病院では、科の垣根を超えた「院長回診」がありました。

内科、小児科、外科、・・・あらゆる患者さんの病室を

院長(当時は循環器部長でした)が数人の役員を連れて回っていました。

とある科では、医員の先生が知らない間に、

部長こっそり、1人で病棟患者さんを回っていました。

また、とある科では、「教授回診」「准教授回診」

1週間に2回も大名行列があるところもありました。

おそらく、「回診」というのは、

「入院患者さんの病状を主治医だけではなく全員で把握するため」というだけではなくて、

「患者さんの病院に対するニーズを上層部が直接話を聞くため」という、政治的な役割も

兼ねているのかもしれないですね。

まあ、回診のおかげで、医員全員の知恵のおかげで、

診断に結びつく検査が判明したり、

画期的な治療法が判明したり、

ということもあるので、

「意味のある」回診はとってもいいのですけれど・・・

世の中には、「意味のない」回診 もあるわけで・・・

単なる「行事」と化している回診です。

また、回診と同じようなものに、「検討会」とか「申し送り」などといった、

病棟や外来患者さんの方針についての話し合いを

1週間に1-2回、開催しているところも多いですね。

治療方針に難渋している症例について、

全員で解決策を模索するような会です。

で、ですね・・・

「回診」「検討会・申し送り」

両方しないといけないのか・・・

って、よく思うわけです・・・

どちらかだけでいいんじゃ・・・

患者さんも、

大勢のスタッフに囲まれるのはどうなのか

・・・って思うので、

「検討会・申し送り」をきちんと開催しておけば、

「回診」なんて、必要ないのでは????

頭のいい、ある患者さんは、

かつてわたしに、次のように言いました。

「あの先生、聴診器、当ててるだけで、

なにも聞いてないよ?

だって、ぼく・・・

聴診器当たっている間、

息止めてたから」

「回診」の意味って、なんでしょう???

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